特区政府律政司は10月18日夜、青年新政の梁頌恒氏と游蕙禎氏について就任宣誓のやり直し禁止と議員資格喪失を求め高等法院(高等裁判所)に緊急開廷を申請した。10月19日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースによると、政府側弁護人は「2人が立法会議員の職位を認められれば世界と大衆に間違ったシグナルを与え、基本法を擁護しなくとも立法会議員になれると誤解させる」と陳述。臨時禁止令によって19日に予定していた宣誓やり直しを阻止する構えだったが、裁判官に却下された。だが12日の宣誓は無効として立法会条例73条に基づき議員資格喪失の声明を求める申請は受理され、11月3日から審理が行われる。立法会の梁君彦・議長は18日、青年新政の2人と劉小麗氏、姚松炎氏、黄定光氏の5人の宣誓を無効と裁定。19日にやり直しとなったが、姚氏と黄氏の宣誓が終わった後で親政府派議員が集団退席して流会となり、残り3人は宣誓できなくなった。香港経済民生連盟(経民連)の梁美芬・議員は「親政府派は市民の声を受けて退席するしかなかった」と述べ、青年新政の2人に発言撤回を求めた。【関連記事】
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