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建設作業員の賃金アップ、8年連続
香港の建設業組合に当たる建造業総工会が建設作業従事者の賃金(日給)ベースアップを10月17日に発表した。18日付香港各紙によると賃金の上昇は8年連続で、昇給幅は平均で7.75%、11月からの実施だという。同会が分類している16職種のうち、もっとも上昇幅が大きかったのは軽鉄(天井板)職人で13.6%増(日給1000ドル)。次いで基礎配筋工の11.4%(同2150ドル)、型枠大工9.8%(同2250ドル)と続く。日給の額自体ではコンクリート職人が最も高額で2500ドル(8.7%増)となっている。香港経済の先行きが不安視されるものの、西九龍開発や空港跡地の再開発など大型プロジェクトは推進されており、建設関連は2022年まで好況が続くとの試算もある。また業界からは、賃金が上がり続ける原因として、組合側が域外労働者の受け入れ増加を拒んでいるためと指摘する声も上がっている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15854