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貧困人口、過去6年で最高の135万人
梁振英・行政長官は10月15日、貧困問題に対応する扶貧委員会のサミットで昨年の貧困人口を正式に発表した。16日付香港各紙によると、2015年の貧困人口は134万5000人で、14年の132万5000人から増加。過去6年で最高となった。貧困率は19.6%から19.7%に上昇した。生活保護など恒常的な現金収入が得られる政策の影響を考慮した貧困人口は97万1000人で、14年の96万2000人から増加。ただし3年連続で100万人を下回った。貧困率は14.3%で14年と同じだった。だが65歳以上の高齢者の貧困人口(政策の影響を考慮)は30万8500人で、14年の29万4000人から増加。貧困率は30%から30.1%に上昇し、リタイアした高齢者に限ると貧困率は40.4%に達する。梁長官は「社会にはより多くの公共住宅を建設するのに反対する人がいる」と指摘し、政府の公共住宅拡大の努力に支持を呼び掛けた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15864