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新世界発展の創業者が死去
新世界発展の創業者・鄭裕●氏が9月29日、自宅で死去した。30日付香港各紙によると、91歳だった。新世界発展の現主席で息子の鄭家純氏の話では、4年前に脳出血を起こして大手術をして以降、こん睡状態だったという。鄭氏は米誌『フォーブス』の世界長者番付にも掲載される香港の富豪の1人。幼いころは貧しかったが、父親の友人が開いた宝飾品店「周大福」に入社、後に周大福創業者の娘婿になり、1956年に同社を引き継いだ。70年に設立した新世界発展集団は不動産デベロッパーをはじめ、エネルギー業、小売業、運輸業などを手広く手掛けており、有する4つの上場企業の資産価値は2025億ドルを超える。新巴(ニューワールドファーストバス)、城巴(シティバス)、北大嶼山巴士(北ランタオバス)、新渡輪(ニューワールドファーストフェリー)、大老山隧道(大老山トンネル)も同集団が運営している。【●=丹にさんづくり】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15358