ゴルフ用品の本間ゴルフが新規株式公開（ＩＰＯ）に向け、９月２３日公募を開始した。同日付香港各紙によると、同社は１株当たり８．４６～１０．９８ドルで１億３４００万株を発行、最高で１４億７０００万ドルを調達する見込みだという。取引単位は５００株で、５５４５ドルからの投資が可能となる。公募締め切りは２８日正午、１０月６日に上場する予定だ。調達資金の大きな用途としては、２９％が北米・欧州地区の企業買収に、１５％が同地域の販売網整備に充てられることがあきらかになっている。また、同社の中国市場についての見方は強気一辺倒だが、実際の過去３年の利益率は７６％（１４年）、７０．４％（１５年）、５９．４％（１６年）と芳しくない状況が続いている。同社はかつて日本企業としてジャスダックで上場していたが経営が破綻、２００５年に上場廃止となっており、１０年には中国本土のファンドの傘下に入った。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15666