いよいよ上海ガニのシーズンがやって来たが、産地として知られる陽澄湖産の上海ガニは漁解禁日を前に偽物が出回っているという。９月１９日付『文匯報』などによると、陽澄湖のカニ漁は公式解禁日が２３日。このため陽澄湖産のカニを扱うネットショップ約１万軒のうち、現時点ではほとんどが予約やギフト券の前売りに限定しているものの、約１０００軒はすでにカニを売りだしているそうだ。ある店では、カニは自家養殖している陽澄湖産で中秋節向けに前倒しで捕獲したと説明、またある店では湖の付近住民が現地で購入したもので陽澄湖産という標識は付いていないが本物だと説明している。中国本土の商店の中にも店頭で販売する店があり、レシートは出しても伝票はなく、産地や販売店は特定できないようになっている。蘇州陽澄湖大●蟹業協会の関係者は、陽澄湖産の上海ガニは統一管理されており、標識は捕獲後に初めて取りつけられるものだと指摘。解禁前に出回っているカニはいかなるカニも正規品ではないと注意を促している。【●＝門がまえに甲】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15645