公共住宅の入居申請者の平均待ち時間が４年を超えるなど、入居申請に対し供給が追い付かない状態に陥っているが、いわくつきの住宅ならば待ち時間がなく入居できる可能性がある。９月１０日付香港各紙によると、政府房屋署は人気のない物件でも構わない市民なら優先的に割りあてる「特快公屋編配計画」を行っており、今年の物件供給量は約１１００フラットに上る。いずれも低層階やゴミ置き場に近い、エレベーターがない、シロアリ被害があったなどの条件が良くない物件で、うち１０％が「凶宅」と呼ばれる事故や自殺、殺人事件などトラブルがあったいわくつきの物件だ。房屋署が公共住宅の入居申請中の２０万人に対し入居希望者を募ったところ、期限の８月９日までに８万４２００件の応募があった。当選確率は７７分の１となる。しかし、どの団地のどの物件なのかはまだ公表されておらず、９月下旬に発表される見込みという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15378