民主派団体の民主動力が香港大学民意研究計画に委託して行っている立法会議員選挙に関する世論調査について、不利となっている民主派各党は支持者らに世論調査を無視するよう呼び掛けている。９月１日付香港各紙によると、最新の調査結果を見ると、社会民主連線（社民連）と人民力量の連合では梁国雄氏以外すべて落選。工党は全滅の可能性が高く、民主党も新人はすべて落選。現職議員が１人だけの新民主同盟と香港民主民生協進会（民協）も議席を失い滅亡の危機となる。本土派（排他主義勢力）は「教祖」の黄毓民氏、「国師」の陳雲氏をはじめ６～８人に当選の可能性があり、主流民主派で穏当に議席を確保できるのは公民党だけとみられている。民主動力は世論調査に応じて支持の低い候補を切り捨てる票配分を推進しているが、民主派各党は次々と支持者に対し票配分を行わないよう呼び掛け始めた。票配分は「セントラル占拠行動」発起人の戴耀廷氏の発案だが、同じ発起人の陳健民氏は調査対象が少ないとして疑問を呈している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15502