１２月半ばと見込まれていた香港と深セン両証取の相互乗り入れ「深港通」の開始が、約１カ月前倒しとなるもようだ。８月３１日付香港各紙によると、これは中国証券監督管理委員会国際合作部の祁斌・主任が３０日に明らかにしたもので、「現在、各方面で制度・技術の準備が進んでおり、深港通は１１月半ばか下旬に開始する見込み」と述べている。一方、適格国内機関投資家（ＱＤＩＩ）が深港通の開始とともに撤廃されるとの見方に対し、「滬港通と深港通がＱＤＩＩに取って代わることはない。ＱＤＩＩは全世界を投資範囲としている。中国の経済発展とともに一部の人は国際的に多角的な投資を模索しており、依然大きな発展の余地がある」と説明した。香港取引所（ＨＫＥＸ）のスポークスマンは同日、メディアの問い合わせに対し「深港通の開始日については両地の監督管理機関の承認を経て発表する」と回答した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15459