香港の高級住宅の相場が大幅に下落、伸び率としては世界でも最低レベルであることがわかった。８月２３日付香港各紙によると、これは不動産コンサルタントのナイトフランクが第２四半期における高級住宅価格の変動を順位付けしたもので、香港は前年同期比マイナス８％で、全世界３７都市中３７位の最下位になったという。この３７都市で、価格がマイナスとなったのは１１都市あるが、香港は昨年最下位の台北と入れ替わった形だ。同社のリポートでは香港の下落の原因を「高級住宅の供給が増えた上に、景気低迷が追い討ちをかけた格好」と分析。同社の紀言迅氏は今後について「中長期的には落ち着きをみせるだろうが、今年通年では５～１０％程度の下落もありうる」と予測した。ちなみに全都市の平均は４．４％増。最高位はカナダのバンクーバーで３６．４％、以下、南アフリカのケープタウン（２２．５％）、トロント（１２．６％）、メルボルン（１１．０％）と続く。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15351