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国務院が「深港通」を承認、12月スタート
李克強・首相は8月16日、国務院常務会議で香港と深センの両証取の相互乗り入れ「深港通」の準備作業が基本的に完了し、国務院は「深港通実施方案」を承認したと発表した。17日付香港各紙によると、中国証券監督管理委員会と香港証券先物事務監察委員会(SFC)が16日夜に出した合同公告では「深港通」の準備に約4カ月を要する見込みであるため、開始は12月半ばとみられる。「深港通」のシステムは主に上海・香港両証取の相互乗り入れ「滬港通」に準じるが、最大の変更は投資上限を設けないことで、同時に「滬港通」も上限が撤廃される。ただし1日の取引上限は香港から深センが130億元、深センから香港が105億元で、「滬港通」と同様の制限を維持する。取引が可能な銘柄は深セン株が約880銘柄、香港株が約417銘柄で、初期のうちは深セン創業板への投資は資産総額800万ドル以上のプロに限られる。深センから香港への投資では、個人投資家の資格は口座残高50万元以上となる。「滬港通」「深港通」を合わせると1日当たり最大210億元が中国本土から香港に流入することとなる。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13321