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新世界発展の元会長宅に泥棒、装飾品盗難
浅水湾(レパルスベイ)で8月8日、泥棒が相次ぎ、富豪宅や銀行幹部宅が狙われた。9日付香港各紙によると、新世界発展の創業者・鄭裕●氏が所有する邸宅に同日午前4時ごろ、泥棒が侵入。リビングや廊下に飾ってあった金の装飾品が盗まれた。防犯カメラには不審な男が裏山から庭に入る姿が残っており、テラスの鍵を壊して侵入したものとみられる。91歳の鄭氏は米誌『フォーブス』の世界長者番付にも掲載される香港の富豪の1人。幼いころは貧しかったが、父親の友人が開いた宝飾品店「周大福」に入社、後に周大福創業者の娘婿になった。この邸宅にはプールやテニスコートがあり、価値は25億ドル以上といわれる。しかし、鄭氏は2012年に入院して以来、公式な場には姿を見せておらず、現在も同所に住んでいるかは明らかでない。一方、同じ日に別の高級住宅にも泥棒が出現。8日午前3時ごろ、香港上海銀行の外国籍の幹部宅に賊が侵入、幹部夫妻が男に立ち向かい、賊を捕まえた。幹部は格闘の際に負傷したが、金銭・物質的な被害はなかったという。【●=丹にさんづくり】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=8920