８月6日にデング熱の感染が確認された６０歳の女性が、今年1人目の香港域内感染である可能性があるという。7日付香港電台（ＲＴＨＫ）ニュースによると、この患者は潜伏期間中の７月２５日に日帰りで広州市に行き、現地で蚊に刺されたほか、香港動植物公園でも蚊に刺されたと話している。7月２９日に発熱や筋肉痛、皮膚の発疹などの症状が出てプライベートクリニックを受診。血液検査で陽性が確認された。広州では一部地域でデング熱が確認されているものの、この患者が訪れた場所では症例が出ていないことから、香港域内で感染した可能性がある。衛生署ではすでに香港動植物公園で消毒および薬剤の散布を行った。患者はミッドレベルの堅道在住で、セントラルの利源西街で働いている。衛生署が住居一帯の住民にアンケートを行ったが、症状が出た人は見つかっていないという。デング熱感染者は今年はこれまでにこの患者を含め、累計６９人に上っている。直近の一週間（7月２９日～８月4日）に確認された患者は５人で、インドネシアやフィリピンに渡航歴があった。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=11932