立法会選の立候補届け出で「香港独立」を主張・推進する6人が出馬資格を認められなかったが、ネット上などでは決定を下した選挙主任に対する脅迫行為が見られ、香港警察網絡安全及科技罪案調査科は8月3日に1人のネットユーザーを逮捕した。4日付香港各紙によると、逮捕されたのは「FatTsoi」というハンドルネームを使用する蔡氏という男性(22歳)で、容疑は「犯罪または不誠実な意図でコンピューターを使用した罪」。7月30日にフェースブックで香港民族党の陳浩天氏の立候補届け出が無効とされた情報をシェアし、「石を投げてもレンガを投げても爆弾を投げてもいい。革命で死ぬ覚悟はできている」などと書き込み、暗に選挙主任を脅迫した。蔡氏は自称「関注廃青権益大連盟」召集人で、もともと社会民主連線(社民連)メンバーだったが、社民連は過激さが足りないため脱退したと供述。最近は城邦派のSNSページによく書き込みを行っている。ほかにもネット上では選挙主任の写真や個人情報を公開するとともに脅迫めいた書き込みがあるほか、香港中文大学では掲示板に選挙主任の写真を張ってスラングが書かれているのが見つかった。警察は「悪意のある人身攻撃や脅迫的行為は法に触れる」と強調し、ほかにも逮捕者が出る可能性を示唆した。【関連記事】
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