最新号の内容 -201607018 No:3986 |
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野村国際「香港は今年リセッション入り」
野村国際(香港)はこのほど発表したリポートで、香港経済が今年、全面的に景気後退(リセッション)に陥るとの見通しを示した。7月15日付香港各紙によると、リポートでは今年と来年の域内総生産(GDP)伸び率予測を下方修正。2016年は先に発表した0.8%からマイナス0.2%に、17年は1.5%から0.5%にそれぞれ引き下げた。購買担当者指数(PMI)はすでに50を下回っており、6月にさらに下落したことで全体経済の下振れ傾向を示している。PMIはGDPと連動することから第2四半期のGDP伸び率はマイナスとなり、技術的には上半期にすでに景気後退に入ったという。また英国の欧州連合(EU)離脱決定も香港に打撃を与えるとみる。国際金融センターである香港はアジアの中で最も世界のマイナス要素による影響を受けやすく、米ドル高も観光業や小売業に不利になると指摘している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15088