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銅鑼湾書店店長、拘束中の監視映像も公開
袁国強・司法長官らは7月5日、北京に赴き国務院公安部と会談し、寧波市公安局が銅鑼湾書店の林栄基・店長の案件について報告した。6日付香港各紙によると、昨年5月に何者かが広東省から寧波に域外書籍を郵送・違法販売していることが発覚し、これら書籍は林氏らが表紙を偽装するなどして中国本土住民に販売していたことが判明。書籍は香港から郵送または広東省にいる林氏の愛人が転送し、愛人が転送した書籍は368通、銀行口座には書籍代40万元余りが入金されていた。林氏は2012年にも違法出版物持ち込みで行政処罰を受けていた。寧波市公安局は昨年9月に違法経営罪容疑で立件し、10月に深セン市と東莞市で林氏と愛人を逮捕。公安職員は弁護士を要請する権利があると伝えたが、2人がともに家族に知られたくないため放棄した。拘束中の林氏の監視カメラ映像も公開され居住条件や待遇は劣悪でないことも分かった。今年3月に監視体制を解かれ保釈処分となった林氏は、妻子との不仲から香港に帰りたくないと申し出て広東省韶関市の図書館の仕事と住居が手配された。6月に私用で香港に戻りたいと申し出て公安も同意したが、林氏が本土に戻らないと公言したため、公安は保釈規定に違反すると指摘。林氏に本土に戻って調査を受けるよう促し、拒否すれば刑事強制措置を取ると警告した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15047