不動産市場の低迷が続くなか、不動産代理ライセンス所持者が減少している。７月５日付香港各紙によると、不動産代理業を監督管理する地産代理監管局が発表した統計で、６月末現在の不動産代理ライセンスを持つ個人は３万７０８０人となり、前月末の３万７１８５人に比べ１０５人（０．３％）減少。２カ月連続で減少し、過去１０カ月で最低となった。最近では、２０１４年８月に３万６８４６人を記録しており、それ以降では最も少ない。しかし、その一方で不動産代理店は増えている。企業ライセンスは３２６６社に達し、支店数を反映する営業詳細説明書の数は６４２３件となり、前月から９件増えた。これは一部のライセンス所持者が独立・起業したためだ。土地註冊処の統計によると６月の不動産売買件数は計６０２４件であることから、平均すると、１つの物件を６人の不動産代理で競合することになり、市場競争の熾烈さを物語っている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14942