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サポーターの聖地、有名スポーツ用品店が閉店
旺角で28年にわたって営業してきたスポーツ用品店「興発体育用品」が8月に閉店することが分かった。6月30日付『晴報』によると、同店は主にサッカーのユニホームを販売し、サポーターが多く集まる人気の店。創業者の故・劉金成さんは「波衫大王(サッカーユニホーム大王)」のニックネームで知られ、一時は支店を10店も構えるほどだった。ところが、2004年に劉さんは妻と共に交通事故で他界し、当時16歳の息子だけが残されたという。現在28歳になった息子が経営を引き継いで営業していたものの、先ごろ、不動産会社が同所に新たなテナントを募集していることが明らかになった。同所の賃貸料は35万ドルだそうだ。現在は8月の閉店を控え、「在庫一掃セール」の張り紙が店頭に張られ、多くのサポーターで込み合っているという。付近で営業する同業者の話では、不況の影響で今年は売り上げが昨年に比べ1割落ち込んでいるそうで、ユニホームを売っているだけでは(家賃を払えるような)30万ドルもの売り上げは見込めないと話している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14831