春節（旧正月）に発生した旺角暴動での逮捕者８２人のうち起訴された４２人が６月２８日、九龍城裁判法院（地裁）に出廷した。２９日付香港各紙によると、被告のうち本土民主前線の黄台仰氏（２２歳、無職）と梁天●氏（２４歳、香港大学学生）、それに容偉業氏（３２歳、内装職人）に対しては起訴内容に「暴動への参加を煽動した罪」「非合法集会を煽動した罪」などが加わり、３人を含む１０人の案件が合併して高等法院（高裁）での審理に付託される。特に事件の中心的人物である黄氏は保釈条件の緩和を求めたものの裁判官が却下。また「セントラル占拠行動」の際に旺角で「キャプテン・アメリカ」に扮して名を馳せた容氏の罪状は１０人の中で最も多い６件に上った。４２人のうち青年新政のメンバーを含む５人は起訴が取り下げられたほか、熱血公民のメンバーを含む３人が罪状を否認している。香港警察有組織罪案及三合会調査科（Ｏ記）の張文俊・総督察は「１０人の案件が高等法院に付託されたことは旺角暴動の深刻さを反映している」とコメントした。【●＝王へんに奇】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14573