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銅鑼湾書店、店長が保釈処分で香港に戻る
銅鑼湾書店の事件で逮捕された4人のうち保釈処分が遅れていた林栄基・店長が6月14日に香港に戻ったことが分かった。15日付香港各紙によると、林店長は中国籍の香港市民で、昨年10月23日に深セン市で失跡し、11月初めに妻が香港警察に捜索願を出していた。羅湖出入境管理所から香港に戻ると警察の行方不明事件担当者と面会し、捜査取りやめを要求するとともに警察や特区政府の支援は必要ないと表明した。これで失跡した5人のうち香港に戻っていないのは店主の桂民海(桂敏海)氏だけとなる。桂氏は2003年に交通事故を起こした浙江省寧波市で拘留されているが、まだ正式に起訴されていない。スカイプで海外の家族らと連絡を取ることが認められており、家族は中国本土で適切な弁護士をみつけて交渉中だという。時事評論家の劉鋭紹氏は、起訴されるのは桂氏だけとみている。立法会保安事務委員会の葉国謙・主席は「市民は客観的かつ理性的に事件を見るべき。事件の焦点は本土当局の職員が香港で執法したかという問題だが、関係者が次々と香港に戻って捜査取りやめを要求したことから疑念は取り除けるだろう」とコメントした。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14273