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投入口狭いゴミ箱導入、逆効果でゴミ散乱
食物環境衛生署はゴミ減量化対策の一環として、ゴミ投入口の狭いゴミ箱の導入を決めた。6月13日から香港域内に800個が設置されたが、捨てたゴミがはみ出したり、投入できない大型のゴミがそばに放置され、清掃員の作業が増えるなど、ゴミ減量という本来の目的に反する状況に陥っている。14日付香港各紙によると、新しいゴミの投入口は23センチ×15センチで、これまでの37センチ×19センチに比べかなり小さいが、容量は130キロのままで変わりない。香港18区各区に30~80個が設置されており、ゴミ箱には「ゴミ箱のそばにゴミを置くと検挙されます」という注意書きがイラスト付きで書いてあるものの、政府による宣伝が少ないとの指摘もある。当局は、大きなゴミは回収所へ持参するよう呼び掛けているが、市民からは、回収所へ行くのは面倒だし、投入できないゴミはちぎって細かくするのも大変なので、ゴミ箱そばに置いてしまうのも仕方ないという意見があり、新型ゴミ箱の設置効果に疑問を投げかける声も出ている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13612