スイスのビジネススクール、ＩＭＤ（国際経営開発研究所）が２０１６年の「国際競争力報告書」を発表、香港の競争力が昨年の２位から１位に上昇した。５月３１日付香港各紙によると、同ランキングは世界６１カ国・地域の経済実績、政府の効率、ビジネス効率、インフラを評価したもの。２０１２年以来、３年を経て再び１位に返り咲いた香港は、簡素な税制と低い税率、資金の移動に制限がないことや、外国企業の中国本土への投資や本土企業の海外進出の橋渡し役であることが評価された。２位はスイス（昨年４位）、３位は米国（同１位）、４位はシンガポール（同３位）。２５位の中国（同２２位）や１４位の台湾（同１１位）などアジア地域では香港とシンガポール以外は順位が後退。商品価格の下落、米ドル高、個人・公共分野での負債悪化が原因という。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=11893