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番組内でフライドチキン宣伝のTVBに罰金
昨年末に無線電視(TVB)が放送した番組内で、某飲食チェーンのフライドチキンを出演者に食べさせたことについて視聴者から明らかな宣伝行為だとの批判が出ていたが、特区政府通訊局では先ごろTVBに対し15万ドルの罰金を言い渡した。5月25日付香港各紙によると、この番組は同局のドラマなどの作品や出演俳優の中から2015年度の最優秀賞を選ぶという内容で、司会者が俳優らに「受賞結果を待つ時間はチキンを食べて緊張をほぐしましょう」という意味合いの言葉をかけ、多くの出演者がチキンを食べる様子やその飲食チェーンのロゴが映し出され、1分12秒にわたり画面に流れたという。これについて通訊局には15件の苦情が寄せられた。テレビ番組に関する条例「電視節目守則」では番組内での間接的な宣伝が禁止されており、またテレビ広告に関する条例「電視広告守則」では番組内でスポンサーの商品やサービスを展示あるいは使用するには番組内容に符合するよう編集する必要があると定められていることから、このたびのフライドチキン飲食は条例違反に当たると判断された。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14000