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美顔マスクに覚せい剤を浸して密輸
香港警察は5月13日、スキンケア用のフェイスマスクに覚せい剤を浸して密輸しようとした男3人を逮捕した。14日付香港各紙によると、容疑者らは「アイス」の俗称で知られる覚せい剤「メタンフェタミン」を液体にしてシート状のフェイスマスクに染み込ませて、まずアルミホイルで包装。次にビニール袋に入れ加熱して封をした後に、元のマスクのパッケージボックスに入れており、本物のマスクと見分けがつかないという。使用していたのはいずれも香港で流通している市販品で、燕の巣入りや黒真珠入りなど美容エキスが入っているシートマスクだ。中には香港でも人気の台湾のスキンケアブランド「我的美麗日記」の製品も含まれていた。密輸の情報をキャッチした当局は5月12日夜から13日未明にかけて北角で容疑車両とみられる自家用車を発見。車のトランクを調べ、バックパックの中から計16箱(中身は計190枚)のシートマスクを押収したところ、シートには計7.26グラム(末端価格220万ドル)のメタンフェタミンが含まれていることが分かった。しかし逮捕された男たちは覚せい剤の包装と運送だけ担当していたものとみられ、当局は覚せい剤の入手ルートや元締めの存在などについて捜査を進めている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13866