宝飾品小売りの周大福が３月末までの通年の決算発表を前に、当期の純利益が前年比で４０～５０％程度減少すると予測、投資家に警告を発した。５月１３日付香港各紙によると、同社では直近の中間決算でも同様の警告をしており、半年内に警告が２回という異例の事態。広報では純利益急減の原因について、中華圏全体の売り上げ不振と、需要が利潤の薄い商品に集中したこと、加えて金地金の仕入れ時における金価格の見誤りが影響したとアナウンスしている。元大宝来証券アナリストの朱家傑氏は「９月末の中間決算でもすでに４２％の利益減に関する警告があり、最近の売り上げ状況から見ても今回の発表は想像に難くなかった。メーデー連休の売り上げは比較的良かったようだが、年初の３カ月は芳しくなく、今後も金価格や観光客の増減などに注視する必要があるだろう」とコメントした。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14378