香港ポスト ロゴ
  バックナンバー
   
最新号の内容 -20160509   No:3938
バックナンバー

GS、3年内に不動産価格の2割下落を予測

 投資銀行ゴールドマン・サックス(GS)は香港の不動産市場に関するリポートを発表し、住宅価格が今後3年間で20%程度下落するとの予測を示した。5月6日付香港各紙によると、賃貸物件の空室率や不動産会社の在庫が低い状況が続き、不動産市場抑制策が近いうちに緩和される可能性は低いという。さらに同社は金利が2016~18年に1.5~2ポイント上昇すると予測。これらを総合的に分析し、不動産価格は年内10%程度、来年と再来年の各年で5%ずつ下落するとの見方を示した。その一方でオフィス需要は相変わらず高く、不動産市場の中で唯一、価格上昇が見込まれる分野とみている。ただ上昇幅については従来の0~5%から0~3%へと下方修正した。また店舗物件に関しては、小売業の低迷を受けて今年も下落が続くとみているが、18年から上昇に転じると述べている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14542