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立法会議長、選挙で親政府派の分裂を懸念
立法会の曽●成・議長は4月28日付『am730』に寄稿し、9月の立法会議員選挙、12月の選挙委員会選挙では、来年3月の行政長官選挙をめぐる親政府派内の対立で民主派が漁夫の利を得る可能性を示唆した。29日付香港各紙によると、立法会選で当選した者は自動的に選挙委員となり、行政長官選で投票できる。さらに立法会職能別選出枠での勝敗は選挙委員会の分野別選挙での勝敗とつながっている。立法会選と選挙委選は行政長官選の前哨戦となるため、親政府派内では行政長官候補の各陣営で激しく敵対する可能性がある。前回の行政長官選では選挙委員1200人のうち中央が影響力を及ぼしたのは600票余りに過ぎず、財界が300票余り、民主派が約200票を握っていた。このため財界と民主派が組めば梁振英・行政長官の支持票と互角となる。かねて梁政権に反発している自由党の田北俊・名誉主席は4月初め、「より多くの反梁政権派が選挙委員に当選するのを望む」と発言。一貫して梁長官の辞任を求めている民主派も、今回は独自候補を擁立せず梁長官以外の親政府派候補を支持する考えで、曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官の名も挙がっている。このため梁長官の続投を望まない親政府派が民主派と手を組む可能性があるという。【●=金へんに玉】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14465