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最新号の内容 -20160422   No:3928
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香港大学学生会報、独立主張で民主派批判

 香港大学学生会の会報『学苑』最新号で再び「香港独立」を主張し暴力的抗争を鼓吹する内容が掲載された。4月21日付香港各紙によると、『学苑』4月号は「一代人」と題し、巻頭論文「さらば『民主派』、政治お飾りに別れを告げる」では主流民主派を「反対票のボタンを押すだけ」「民主の旗を掲げたタダ飯食らい」と非難。「『民主派』革新論」では過激派議員の黄毓民氏や本土派(排他主義勢力)「熱血公民」の鄭錦満氏をインタビューし、過激・本土路線が主流民主派を排除するのを支持。他の論文でも主に民主党と公民党を攻撃しているほか、黄之鋒氏は「学民思潮」時代に熱血公民の提唱した憲法制定を否定していたのに、「香港衆志」の創設では住民投票を通じた憲法制定を主張していると批判した。これまで言論の自由を理由に『学苑』を擁護していた民主派議員らも今回は批判側に回っている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14435