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本土からのツアー客、第1四半期は6割減
中国本土からのツアーによる来港者数は今年に入って6割もの大幅な減少となっており、観光業界は4月30日から始まるメーデー連休にも期待が持てないもようだ。4月19日付香港各紙によると、香港旅遊業雇員総会などは18日に記者会見を行い、業界内での調査結果や見通しを発表。第1四半期の本土からのツアー客は前年同期比59.25%減の1万1685組で、1日平均では昨年の300組余りから約130組に減った。すでに確定しているメーデー連休のツアー客は昨年の10%にも満たないという。中国社会科学院が18日に発表した「観光緑書」は「セントラル占拠行動」「イナゴ駆除行動」、並行輸入活動への抗議デモ、宝飾品店での死亡事件などが香港の観光イメージを損なったほか、深セン市民のビザ引き締め、日本や韓国の通貨切り下げも影響したと指摘。さらに第13次5カ年計画(2016~20年)の期間は「一帯一路」戦略などを利用して本土との観光協力を強化すべきと提唱した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14412