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そごうの経営者、「SARSより悪い」
そごう(崇光百貨)を傘下に持つ利福国際の劉鑾鴻・主席が、今年は小売業にとって2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)流行時よりも悪い状況にあるとの認識を示した。4月19日付香港各紙によると、これは劉主席が同社の株主総会後の会見で小売業の動向についてコメントしたもの。劉氏は「この状況が長期的に続くとは考えていない。上半期から下半期にかけての時期が底で、その後回復基調となると思う。ただ、V字回復は望めないだろう」と予測。自社のそごう銅鑼湾店については「経営環境を大きく変えることはできないが、フロアの改装やブランドの入れ替えなどで競争力を強化していきたい。ポップアップストア(期間限定の簡易店舗)も導入するが、目的は賃料ではなく人の流れを変えること」と具体的な戦略を披露した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14057