中国本土観光客の減少に悩む香港ディズニーランドが、リストラ策として１００人程度の人員削減を予定しているとの報道がなされ、波紋を呼んでいる。４月１６～１７日付香港各紙によると、これは消息筋からの情報として各マスコミで報じられたもの。同社の広報では「効率化を促すため配置転換や調整はなどは常時行われている。解雇があったとしてもわずかであって、それほど大規模なものではない」と報道を否定。組合側でも「解雇される人数は未知数」としながらも、「リストラが予定されている部門はレストラン、施設管理、ホテル、マーケティングなど管理職が対象とみられる。人員削減があっても最前線の職員は含まれないのではないか」と、職員の大量解雇には否定的な見方を示した。過去数年は、常に右肩上がりの入場者数を誇ってきたディズニーだが、中国本土の観光客の減少で２０１５年は延べ６８０万人と前年比マイナス９．３％の下落に転じた。過去３年間だけ続いた黒字もこの年で一転、１億４８００万ドルの赤字を計上している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14112