バックナンバー
|
|
コンクリ殺人、逃亡中の容疑者を台湾で確保
3月29日に荃湾の工業ビルの一室でコンクリートに埋められた遺体が見つかった事件で、香港警察は4月12日、台湾に潜伏していた容疑者の男3人の身柄を確保した。13日付香港各紙によると、被害者は28歳の男性で、3月6日に交際相手の女性から警察に失踪届けが出ていた。その後、3月29日に被害者の携帯電話の履歴から浮かんだ人物が「友人から『殺人を犯して台湾に逃げた』というメッセージが来た」と自供。現場を捜索するとコンクリ詰めの遺体が発見され、行方不明になっている男性だと判明した。同日、警察は殺人容疑で男女5人を逮捕し、31日には残りの容疑者4人(男3人、女1人)を指名手配して台湾当局に協力を求めた。4月10日になって、逃亡中の4人のうち、女が足手まといになって殺されることを恐れて台湾で自首。台湾当局は女の自供から潜伏先に潜んでいた3人の身柄を拘束した。女は11日に香港に戻り逮捕され、男3人は香港警察の捜査官20人が台湾へ赴き香港へ護送した。この事件で逮捕者は9人に上る。殺害の動機は明らかになっていないが、被害者の男性は容疑者に貸していたお金の返済を要求して殺されたものとみられている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=12636