海洋公園（オーシャンパーク）のパンダ館が４月１２日から休館した。１３日付香港各紙によると、これは同館のメスのパンダ、盈盈（インイン）が発情期を迎えたことから、子づくりに専念させるため。オスの楽楽（ラーラー）との間の２世誕生に期待がかかっている。同館では今回の自然交配に失敗した場合は人工授精を考えている。盈盈は昨年初めに、四川省臥竜自然保護区のパンダ研究センターで人工授精を行った。同１０月には妊娠が確認されたが、その１週間後に胎児が母体に吸収されてしまい、初の香港生まれのパンダの誕生はかなわなかった。パンダの妊娠期間は７０～３２４日と幅が広く、変化が多いという。２匹は２００５年８月生まれの１０歳。０７年に香港返還１０周年を記念して中国から香港に贈られた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13998