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黄之鋒氏の新党発足、過激派乱立で混戦へ
活動停止を発表した学生団体「学民思潮」元メンバーの黄之鋒氏と周庭氏が設立準備を進めていた新党が4月10日に発足した。11日付香港各紙によると、新党の名称は「香港衆志(デモシスト)」で、香港専上学生連会(学連)の羅冠聡・前秘書長が主席、学民思潮の黎汶洛・元スポークスマンが副主席、黄氏が秘書長、周氏が副秘書長を務める。「民主自決」を綱領に掲げ、9月の立法会議員選挙で2議席の獲得を狙う。羅主席は2047年以降の香港の前途を決める住民投票を10年以内に行い、独立を選択肢に含むことを明らかにした。また「青年新政」「東九龍社区関注組」など「セントラル占拠行動」参加者による6団体も10日、選挙協力を発表した。「香港民族、前途自決」を掲げ、5年後の2021年に自決に関する住民投票を行うという。一方、従来の過激派では人民力量と社会民主連線(社民連)が選挙協力を決めたほか、熱血公民、普羅政治学苑、香港復興会による連合も有力候補を擁立する構えで、過激派4勢力による混戦が予想される。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14305