シティバンクは３月２２日、２０１５年の香港市民の「千万長者」調査リポートを発表した。２３日付香港各紙によると、これは香港大学社会科学研究センターに委託して昨年８月から今年１月に４１２０人を対象に資産と投資動向を調査したもの。不動産などの固定資産を除いた流動資産が１０００万ドルを超える「千万長者」は前年比５％増の５万９０００人。市民１２４人に１人が「千万長者」ということになる。また流動資産が１００万ドル以上の「百万長者」は前年比９．６％増の７６万８０００人だった。「千万長者」の平均年齢は５６歳、投資は株式（８０％）が最も多く、人民元預金（６３％）、外為（５７％）、投資信託（５３％）が続いた。ただし幸福を実感している人の割合は昨年の３４％から１７％に縮小。子女の教育環境に不満を持つ割合が４２％に達し、１４％は今後５年のうちに移住を考えているという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14076