香港ディズニーランドの金民豪氏がＣＥＯ職を辞任することがわかった。３月８日付香港各紙によると、人事は即日発効で、後任には劉永基・度假区営運副総裁が就任するという。金氏は赤字経営を続けていた同園のＣＥＯに２００８年に就任。以来、常に入場者数を伸ばし続け、１２年には初の黒字化に成功している。だが中国本土観光客の減少などにより黒字も３年で止まり、昨年１５年度には1億４８００万ドルの赤字を計上した。同園では金氏の辞職は個人的な理由によるものと発表しているが、赤字転落が関係していると見る声は多い。経済学者の関焯照氏も今回の人事について「米国本社の圧力もあったのではないか」と分析、「観光客の減少は来年以降も止まらない。香港ディズニーといえどこの状況を転換させるのは容易ではないだろう」とコメントした。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13940