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立法会補選、低所得層は親政府・本土派に投票
特区政府選挙事務処は3月3日、立法会新界東選挙区の補欠選挙での各投票所の集計を発表した。4日付香港各紙によると、投票所別の集計と2011年に行われた人口調査での世帯月収中位数を合わせて分析すると、主に高所得層は公民党の楊岳橋氏に、低所得層は民主建港協進連盟(民建連)の周浩鼎氏に投票したことが分かった。世帯月収中位数で上位5位の地区のうち4地区で楊氏が得票率トップ、1地区で周氏がトップ。逆に下位5位の地区では4地区で周氏がトップ、1地区で楊氏がトップ。世帯月収中位数が最高(8万4580ドル)の香港中文大学周辺では楊氏が45%で周氏が36%、最低(1万2500ドル)の上水清河邨では周氏が48%で楊氏が22%だった。本土民主前線の梁天琦氏は上位5位の地区で得票率がわずか6~11%であるのに対し下位5位の地区では15~29%となっており、主に公共住宅住民の票を集めたとみられる。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14068