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本土民主前線、9月の立法会選挙に意欲
先の立法会補欠選挙で落選した本土民主前線の梁天琦氏は3月1日、将軍澳で記者会見を行い、9月の立法会選挙について語った。2日付香港各紙によると、梁氏は立法会選挙で2議席を獲得するのは難しいことではないとの見方を示したほか、親政府派と民主派は敵だが、理念が同じ他の本土派(排他主義勢力)組織とは選挙協力の可能性があることを示唆。ただし急進民主派の社会民主連線(社民連)と人民力量は本土派に含まないと強調した。一方、本土派を名乗る熱血公民、独立派の陳雲氏が創設した香港復興会、過激派議員の黄毓民氏が創設した普羅政治学苑は2月29日に共同記者会見を行い、立法会選挙への出馬を表明。本土民主前線とは協力しない姿勢を示し、本土派内の対立も浮き彫りとなった。民主党の劉慧卿・主席は「本土派が議席を獲得したければ6万票余りでは足りない」「大部分の人は暴力に反対」と指摘、旺角での暴力行為とは一線を画す戦略を打ち出している。このため本土派と社民連、人民力量、新民主同盟が10~20%の過激派支持票を奪い合うとみられている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14058