最新号の内容 -201600301 No:3896 |
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立法会補欠選挙、公民党が議席を維持
立法会新界東選挙区の補欠選挙が2月28日に行われ、公民党の楊岳橋氏が当選した。29日付香港各紙などによると、今回の補選は公民党を離党した湯家●氏の辞職を受けて行われ、7人が立候補した。約43万4000人が投票し、投票率は約46.1%だったが、2012年の立法会改選での投票率53.86%を下回った。香港研究協会の出口調査による得票率は楊氏が33.2%、主要対立候補である民主建港協進連盟(民建連)の周浩鼎氏が30.5%で、結果は約16万票対約15万票で楊氏が勝利した。特に意外とみられたのが旺角暴動に参加していた本土民主前線の梁天▲氏が約6万6000を獲得し3位となったこと。誰が当選するかより梁氏がどれだけの票を獲得するか注視していた香港中文大学の蔡子強・講師は、「得票率が10%以上となれば本土派(排他主義勢力)を支持するのはごく少数とは言えず、中央政府も旺角暴動の後でなぜ本土派が支持を得るのか検討せねばならず、また主流民主派は本土派に発言権を奪われる」と指摘した。【●=馬へんに華、▲=王へんに奇】【関連記事】