最新号の内容 -201600224 No:3892 |
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人民元切り下げ懸念、周総裁の発言で緩和
コンサルティング会社JLアドバイザーは2月15日に配信したリポート(ベースアセッ トマネジメント発表)で、人民元切り下げに関する見方を示した。ベースアセットマネジメントは人民元の切り下げ懸念と中国からの資本の逃避は、特に人民元政策において、乏しい通信や伝達の手腕や透明性の欠如のような多くの政策ミスを中国政府が犯したため、信頼に対する危機のようなものだと考える。中国人民銀行の周小川・総裁は国家の通貨政策と経済への説明とサポートを示すことで長い沈黙を破った。彼の発言は人民元切り下げリスクを緩和し、資本流出圧力を安定させ、世界の投資家に安心を与えるであろうと指摘。15日の対米ドルのオンショア人民元レートは6.49レベルと強く、1月7日以来のレベル。これらの重要な要因について転換の兆しを見ることにより、投資家は中国本土と香港の両市場に自信を取り戻し、今後数週間のうちにリバウンドがみられると考えている。詳細はJLアドバイザーのHP(www.jladvisers.com) を参照。【関連記事】