コンサルティング会社JLアドバイザーは２月１５日に配信したリポート（ベースアセッ トマネジメント発表）で、現在の市場のマイナス要因に対する見通しを示した。ベースアセットマネジメントは１月上旬に人民元はすぐに安定すると予想したが、米ドル高、１バレル30ドルを下回る原油価格の下落、香港ドルペッグシステムに対する懸念を背景に香港から資金流出が続いているため、投資家心理は回復していない。今、投資家の弱気心理を支配するマイナス要因がいくつか存在している。だが、これらの要因のいくつかは転換の兆しを見せ、極めて弱い心理が改善する可能性があると期待。米国の利上げについては、フェデラルファンド金利先物市場の直近の指標から判断すると、2016年中に利上げの予定はなく、17年2月にわずか15％の確率が存在。利上げ期待の後退はアジア市場、特に香港市場にとって主な脅威の一つを排除するとみている。 詳細はJLアドバイザーのHP（www.jladvisers.com）を参照。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13826