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最新号の内容 -201600218 No:3888
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マカオのカジノ収入、旧正月に改善

 旧正月シーズンにマカオを訪れる旅客が約4%増えたことで、カジノの収入が改善したという。2月17日付『信報』などが伝えたドイツ銀行のリポートによると、2月1~14日(14日間)のカジノ収入は88億パタカに達したため、2月全体の収入は前年同期に比べ5%減となる見込み。2014年12月のカジノ収入が前年同期比21.2%減、今年1月は同21.4%減だったことに比べると、大幅に改善されている。しかし過去2年で、主な旅客はカジノ客ではなく観光客へとシフトしており、中国本土で特別な休暇がない3月の収入は楽観できないという。一方、カジノリゾート「ポンテ16」を経営する実徳環球(サクセス・ユニバース)の馬浩文・副主席は、過去3カ月、カジノ業は安定しているものの、大きく回復する機会はすくないと指摘。大衆向けカジノは入場者も多く、ホテル稼働率は90%を超えているが、VIP向けカジノはいまひとつで、今後カジノ収入は低い水準で推移するとみている。【関連記事】