最新号の内容 -201600215 No:3885 |
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旺角の暴動、立法会補選で民主派が不利に
旺角で2月8~9日に発生した暴動は28日に行われる立法会新界東選挙区の補欠選挙に影響しそうだ。11~12日付香港各紙によると、逮捕者には補選に立候補している「本土民主前線」の梁天●氏が含まれているが、暴動によってもともと当選の確率が高かった公民党の楊岳橋氏の票が分散するともみられている。公民党は暴力行為を非難しているものの、楊氏を含む党員は逮捕者らに対し無償で法律支援を提供している。このため穏健的な民主派支持者は楊氏には投票せず、過激な民主派支持者は梁氏に投票、もともと投票する意思のなかったサイレントマジョリティーは楊氏の主要対立候補である民主建港協進連盟(民建連)の周浩鼎氏に投票するとみられる。また公民党が暴徒と一線を画していないことに不満を持つ市民は新思維の黄成智氏らに投じる可能性もあるという。民建連は11日、暴力反対の署名活動を開始したほか、立法会でも緊急討議を行うことを提案した。だが一方で補選まで時間があることから暴動よりも24日に発表される財政予算案の影響の方が大きいともみられている。【●=王へんに奇】【関連記事】