２月１０日に沙田競馬場で行われた新春初レース「農暦新年賽馬日」の詳細が発表され、馬券売り上げ金額、延べ入場者数がともに過去４年で最低を記録したことがわかった。１１日付香港各紙によると、入場者数は８万９８８１人で前年比２％減と４年連続で下降。売り上げも１４億７８００万ドルと同１３％も下落し、過去４年で最も低い数字になったという。曽俊華（ジョン・ツァン）財政長官が来場し獅子舞に目を入れるセレモニーや、人気歌手のミニコンサートやなどが行われ華々しく開幕したものの、昨今の景気低迷を反映し、冴えない幕開けとなった。香港ジョッキークラブ（香港賽馬会）行政総裁は不振の理由を「香港市民の入場者は増えたが高額な賭けをする客が少なくなったため。特に中国本土客が減ったのが痛い」と説明、また「株式市場の不調もあり、今年は各業界にとって厳しい年になるだろう」とも付け加えた。【関連記事】