最新号の内容 -201600205 No:3883 |
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住友商事、飼料穀物・輸入内販事業に出資
住友商事株式会社(本社:東京都)は、中国において、飼料穀物(大麦、高粱等)の輸入・販売事業などを行う西王国際貿易有限公司(本社:山東省)の株式40パーセントを取得する契約を締結した。中国では食の西欧化や所得増加によって、豚肉や鶏肉などの食肉需要が増加しており、それに伴いここ数年、中国における飼料穀物の輸入量が急増している。住友商事はこれまで培ってきたノウハウをもとに飼料穀物を海外から輸入し、西王集団(西王国貿社の親会社)の傘下企業(西王食品や西王糖業など)が製造するコーン副産物等の飼料原料の販売ネットワークを活用しながら、中国国内での急増する需要に対応していく。西王集団と住友商事は、2015年9月24日に戦略合作意向書を締結しており、今回の出資は締結後、第1号案件となるもの。今後は西王集団と中国における健康志向の高まりを捉えた植物油事業への展開といった飼料穀物分野以外のビジネスに取り組む。【関連記事】