エアガンを中国本土に密輸した罪で香港の女子中学生６人が本土で半年にわたって現地に拘留されている。１月３１日付香港各紙によると、６人は日本では高校生に相当する１８～２１歳の女学生。その中の１人が昨年５月にフェイスブックで知り合ったエアガンのバイヤーから「香港で購入したエアガンと弾を本土まで運び深セン市から郵送してくれたら１丁につき５００ドルの報酬を払う」という話を持ちかけられ、その生徒は同級生や他校の友人を誘ってハンドキャリーを請負ったという。ところが深センで福建省あてに宅配便を出そうとしたときに通報を受けた公安が現れ、武器と弾薬の密輸で逮捕された。６人は拘留３日後にやっと家族に連絡することを許されたものの、そのまま身柄を拘束されており、昨１１月に行われた初公判で２０００～８０００元の罰金を払わされただけでまだ裁判は終わっていない。香港にいる家族たちは面会が許されず、毎月２０００元以内の生活費を振り込むことしかできないそうだ。本土ではエアガンに厳しい規制を敷いており、女学生たちは禁固刑３年以上が言い渡される可能性もあるという。６人にハンドキャリーを依頼したバイヤーは彼女たちの家族に対し賠償を申し出たが、家族たちが事件の解決を要求したところ、公安の摘発を恐れて電話を切るなど、解決の糸口はつかめていない状況だ。【関連記事】