香港大学で学生らが校務委員会会議の会議場を包囲し大混乱となった問題で、香港大のピーター・ウィリアム・マセソン学長と李国章・校務委員会主席は１月２８日に記者会見を行い、民主派による政治干渉を示唆した。２９日付香港各紙によると、李主席は混乱について香港大を代表して市民に謝罪するとともに「ごく一部の学生による行為」と強調。騒動のあった日、公民党の余若薇・主席や社会民主連線（社民連）の梁国雄・主席の助手が現場にいたことや、授業ボイコットを呼び掛けた梁麗幗氏（香港専上学生連会の前常務委員）は公民党の梁家傑・代表の下でインターンを行っていたことを挙げ、民主派が学生らを煽動したと指摘した。マセソン学長は李主席の判断を信じると述べたが、校務委員を務める香港大学法律学院の張逹明・首席講師は商業電台の番組で「問題解決と相互信頼の回復につながらない発言だ」と批判した。【関連記事】