香港大学で１月２６日、学生らが校務委員会会議の会議場を包囲し大混乱となった。２７日付香港各紙によると、同日は李国章氏が校務委員会主席に就任して初めての会議が行われ、２０日から授業ボイコットを行っている学生らの要求に応じて大学の統治とその有効性を検討する専従委員会を設置することを決定。だが会議場の外にいた約２００人の学生らはその決定を時間稼ぎと主張し、会議場の出入り口、駐車場、建物へのルートを鉄柵などで封鎖。午後９時ごろに李主席とピーター・ウィリアム・マセソン学長が警備員によるガードで正門から出ようとしたが学生らに包囲されるなどの混乱状態となり、学校側は警察に通報し救援を求めた。混乱による負傷で病院に運ばれた学生もいた。午前１時半にマセソン学長が学生らと対話し、李主席が１０日以内に学生らと対話することを約束したと伝えた。【関連記事】