梁振英・行政長官は１月２６日の記者会見で、立法会での民主派議員による議事妨害によって民生、環境、香港の経済競争力強化にかかわるプロジェクトが遅延し、深刻な影響を与えていると指摘した。梁長官によると、今立法年度に政府が立法会工務小組委員会に提出するインフラプロジェクトの予算申請は７２件で、予算総額は６７５億ドル。葵涌医院の改築、屯門医院手術棟の拡張、油尖旺区の多角的文化活動センター、ユースホステル、将軍澳―藍田トンネル、観塘の体育館などが含まれる。このうち２１日までに工務委で討議されたのは５件、財務委員会で承認されたのは１件に過ぎない。梁長官は「立法会が早く審議して承認すれば、それだけ早く着工でき、市民と社会が早く恩恵を受ける。香港経済が下振れしている中で現在の遅延状況は非常に不幸」と述べ、今夏卒業する大学生の就業にも懸念を示した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13781