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寒波で野菜と魚値上がり、火鍋店は盛況
寒波到来で香港は今冬一番の寒さを迎えるが、香港天文台は1月24・25日の予想最低気温を当初予測からさらに引き下げた。引き下げはこれが2度目。両日は6度まで下がる見込み。一方、この冷え込みで火鍋(中華風しゃぶしゃぶ)をする人が増えたようだ。1月22日付香港各紙によると、ある有名日鍋店では23・24日の週末は予約が多く、21日時点で席が8割うまった。ただし、消費の冷え込みから具材に価格の張る海鮮を選ばずにミートボールやギョーザを選ぶ傾向があり、売り上げは以前には及ばないという。また別の飲食店ではラム肉を使った鍋料理や煮込み料理などを呼び物として打ち出していく予定。体を温めるラム肉は冬場に注文が増えるため、通常よりも3割ほど多く仕入れて対応するそうだ。しかし、寒波で野菜や魚介類の収穫量が減少、価格上昇を招いている。新界の農家では収穫量が3~4割減少し、特に葉物野菜が冷害に遭っている。野菜、魚介ともに値段が上がり、家計にとっても困りものだ。レタスの卸売価格は前週に比べ25.7%上昇、カイランは同61.3%上昇。香港の養殖場産淡水魚の卸売価格は1~3割アップしているそうだ。【関連記事】